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2017
08.07

7月読んだ本 (2017年)

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7月 読んだ本。

ちエぞうの本棚 - 2017年07月 (8作品)
眩

朝井まかて
登録日:07月20日

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木

先日 亡くなった 杉本苑子さん追悼ということで 
未読だった 『滝沢馬琴』を読みました。
その作中 いい味出していたのが 葛飾北斎と その娘のお栄。
馬琴と北斎は 組んで仕事をしたことも あったものの
二人とも 頑固で偏屈なものだから そりが合わずに絶縁。
でも その道を究めた第一人者として お互いを認め合っていたらしい。


北斎は 超有名浮世絵師ですが
娘もまた 絵師であったと知って 俄然興味がわきました。

と、いうことで 朝井まかて 『眩 くらら』
眩


葛飾北斎の娘で、父と同じく絵師であった 葛飾応為(お栄)。
この本の表紙の絵は 応為が描いたものです。
江戸時代に このような光と影を 鮮やかに描き出した絵があったことに
まず 驚きましたし、それが北斎の娘となれば なおさら。

とはいえ、この小説のお栄は あまりにも偉大すぎる父・北斎の背中を
あるときは弟子として、あるときは家族として
ひたすらに 支え続ける 影のような存在。 
一向に 芽が出ない 自分自身の画業への 苛立ちや迷い、
それでも 気が付けば 絵のことばかり考え、
憑かれたように 描かずにはいられない 絵師としての業。 
そして 兄弟子への ほろ苦い恋・・・・。

口調は乱暴、見た目はかまわない、粗雑なふるまい。
残念ながら 女性としての魅力は 全然ないお栄ですが
絵の道にひたすら 没頭する姿は やっぱり胸を打ちます。

ちなみに この本では 馬琴が いい味出してますよ~

図書館から 北斎と応為の作品集を借りてきて
しばらく 浮世絵の世界に浸っていたら、
なんと、

『眩 くらら』 が 
宮崎あおい主演で ドラマ化されるというではないですか!!

(9月18日 NHKで放送予定)
うわ~!楽しみ!!







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2017
07.03

6月読んだ本 (2017年)

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ブクログ いままで読了日で まとめを作成していたのですが
うっかり「読み終わった」登録を し忘れたりして
いつまでも 「今読んでる」状態の本が多々・・・( ノД`)

なので ブクログに「登録した日」でまとめてみました。
6月中に 読み始めた本って ことかな?
こっちのほうが 時系列的に 自分で納得だなぁ。



ちエぞうの本棚 - 2017年06月 (4作品)
蜜蜂と遠雷
蜜蜂と遠雷
恩田陸
登録日:06月09日

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今回 印象的だったのは、やっぱり「直木賞&本屋大賞 W受賞」のこちら。
蜜蜂と遠雷
蜜蜂と遠雷


最初、ちょっと漫画チック?なんて思いましたが、すぐに世界に引き込まれました。
ピアノコンクールが こんなにドラマティックに なるなんて!

才能ある若者たちが 主人公なので、ある意味予想された 結末ではあるけれど、
それでも 彼らが成長していく姿は とても嬉しく、彼らの未来を応援したくなります。

もちろん彼らの陰に、選ばれなかった 沢山の音楽家の卵がいることは 承知しています。
音楽で食べていけるのは ほんの一握りの人間だということも。
けれど、この小説では 天才を目の当たりにする感動を 
素直に 分かち合いたい!!

目に見えない「音楽」を、目に見える「文学」であらわすのは 
難しいことだと思うのですが、 
この本では見事に成功していると思います。
それどころか、全く知らない曲なのに 音色やリズムや 会場の空気まで
驚くほど伝わってくるのに 感動。
この本の醍醐味はそこにもあります。 

「音楽って素晴らしい!」その一言!!


「音楽という、その場限りで儚い一過性のものを通して、
我々は永遠に触れているのだと思わずにいられない」


「音楽は時間の芸術である」と、高校時代の先生が 
仰っていたのを 何故か 思い出しました。

木

さて、この本は ピアノコンクールが舞台ということもあって
予選から本選まで 実にたくさんの ピアノ曲が 演奏されます。
音楽は好きですが クラシックのピアノ曲となると 知ってるほうが少ない・・。
「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番」(←「のだめ」で千秋先輩が弾いてたやつね)
くらいしか 知らんがな・・・
↑しかもこの曲は メインの主人公たちは 弾かない

というわけで、ネットで検索して 曲を 聴きながらの 読書でした。
(こんなふうに 行動を起こしたくなる読書体験って 楽しい!)
すると 皆さん 考えることが 一緒なんですねぇ・・。
楽曲をまとめて 紹介してくださっているサイトがあったりして とても参考になりました。



調べてみたら CDも 出ています。
でも これは 読んだ人だけが 心から楽しめるのだ~!!
なんて、ちょっと 優越感。



ちなみに こちら8枚組の 完全版↓




こちらは エッセンスを詰め込んだ お手軽版↓



音楽と文学の 素敵なコラボ♪
いいですね~

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2017
06.02

5月読んだ本(2017年)

Category:
ちエぞうの本棚 - 2017年05月 (4作品)
サロメ
サロメ
原田マハ
読了日:05月21日

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恐竜から 日本髪まで(笑)
我ながら 脈絡のない読書ですなあ。
『日本髪大全』以外の本は 図書館の予約待ちだったので
来た順に 読んだ感じです。

******************************


さて、この『日本髪大全』、表紙の舞妓さんに心惹かれて
図書館で借りてきたのですが(せっかくですので 大きい画像で)
日本髪大全: 古代から現代までの髪型の歴史と結い方がわかる
これは「割しのぶ」という髪型なのだそう。


この本には、古代の「みずら」から 上代、中世、近世、
そして現代女性のモダンな日本髪(たとえば成人式に結うような)まで、
ほとんどの髪型が網羅されているのでは ないかしら? 

しかもそのほとんどは カツラや図ではなく 
モデルさんの地毛で 実際に結った写真が載っているのです。


さらにいくつかの髪型は 実際の結い方が 写真で順を追って 詳細に解説されています。
さすがに これを見て実際に結ってみようという人は いないと思いますが、
まさに職人技。美しい日本髪が結い上がる様子は ため息がでるよう。

髪型だけでなく、美しい簪、櫛 などなど・・・
女性ならばきっと 思わず見とれてしまうに違いありません。

さらに
お相撲さんの 大銀杏の結い方まで 写真で解説されています。
モデルは琴奨菊関
相撲ファンも ある意味 必見?!

でも、こんな ある意味マニアックな本、(一冊5000円ほど)
個人では とても買えないですよねえ。
図書館様様ですよ。

誰が買うのかなあ・・・・
漫画家さんとか、資料に使ったり するのかなあ・・・・
とか 妄想してみたり・・・・・






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2017
05.02

4月読んだ本(2017年)

Category:
ちエぞうの本棚 - 2017年04月 (8作品)
愛の年代記
愛の年代記
塩野七生
読了日:04月24日

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大阪旅行のお供に 『王妃の館』を 読んでから
すっかり 頭の中が 西洋史モード。

『王妃の館』→ルイ14世→ヴェルサイユ宮殿→『マリーアントワネットの嘘』
→惣領冬美→『チェーザレ』→イタリア→塩野七生→『愛の年代記』

見事にわかりやすい 読書の旅。

時々違うのも 混じってますが(笑)



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2017
04.02

3月読んだ本 (2017年)

Category:
ちエぞうの本棚 - 2017年03月 (8作品)
万葉恋づくし
万葉恋づくし
梓澤要
読了日:03月20日

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

田辺聖子の源氏がたり〈1〉桐壷から松風まで 田辺聖子の源氏がたり〈2〉薄雲から幻まで 田辺聖子の源氏がたり〈3〉宇治十帖

時々やってくる 『源氏物語』ブーム。

中学生の時に出会ってから、さまざまに形を変えて 
何度でも私を楽しませてくれる 大好きな古典です。

今回は 図書館で見つけた 田辺聖子さんの講演をもとに再構成した
『田辺聖子の源氏がたり』3冊。
あらすじを追いつつ
講演ならではの 時代背景や生活習慣の解説、
あるいは 自身の『新源氏物語』執筆のこぼれ話みたいなのもあって
とても面白かったです^^


ずっと気になっていた 『少年の名はジルベール』
こちらも図書館で 借りてきました(´∀`*;)ゞ
というか だいたい図書館で借りてるんですけどね~
少年の名はジルベール
竹宮惠子さんの 漫画家としての駆け出しの頃。
今となっては 大御所の竹宮さんにも 迷い悩んだ若い頃があったのだなあと。。。
萩尾望都さんとのライバル関係も生々しかった。
「少年愛」なんて 今でこそ ジャンルとして確立してますが
当時それを描くということが どれほど勇気と熱意のいることだったのか。
道を切り開いた人は やっぱり偉大です(´∀`*)

これ、ドラマとかにしたら 面白そうだなぁ・・・

 






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